子育ての社会化と親の子育てからの離別

わたしたちの世代(私は35歳)では
女の人は育休を取るのが当たり前。
出産を理由に退職するひとって
あんまり聞いたことがない。

それ以前に退職してたり、アルバイトパートで育休がなかったりなどで仕事をしていないひとはいるけれども。
あとはフリーランスの方や自営業も多い。

私も夫の転職引越と妊娠切迫流産を機に退職していたけれど
仕事に戻るのが普通というマインドセットがあって、0歳児で預けようかと考えたこともあった。

それは結局預けたい保育園もなくて踏み切れなくて一時保育を利用。
そしてこどもたちが2歳になった月に、とても共感できる保育園ができたので預けることにした。

それは私が仕事を優先したいと思っていた1年間。娘たちが1歳児クラスの間。
9時〜16時頃まで、週4回。

うちの母は教師でフルタイム。
祖母に同居で面倒をみてもらっていた。
保育園ではなく、幼稚園。祖母が母代わり。でも友だちと遊ぶときはみんなが母とともにきてるところに一人でいく感じで、私だけいつも母がいないことに申し訳ないような気持ちと寂しさを持っていたのが原体験としてある。


保育園に預けてみて
仕事には集中できるけど
こんな変化に富んだ面白い成長時期を
自分でみられないことに違和感。
収入もそこまでなかったので、
二人分の保育園代に消えていく感じ。

あれ、何のためにやってるんやっけ…。

それで、たぶん珍しいけど、
保育園を退園。
2歳児の間は家庭保育にして、
かぷかぷにどっぷり。
3歳児以降はいわゆる幼稚園にいくことにした。

収入が多かったら違和感もなかったのかな。
確かに24時間一緒にいなくてもいいかもしれない。

でも、こどもの育ちの時間を
余裕を持っていちばんそばで見守れることって
私の人生にもキャリアにも、
とても大事な時間になってると思う。

結局私の場合は、
仕事にこどもたちが同行することで、保育料がういて、家計も安定。
こどもたちがいることで捗らない仕事もあるけど、それは割り切って夜や休日に。
さらに下の子ができて妊娠中はハードルがあがったけど…まあなんとかなった。

保育園に預けているときは
子育てを保育園に取られてるみたいな気がした。そこは保育園の保護者の巻き込み方もあるかもしれないけど。

預けやすくなることで、
それがただの選択肢になって、
自分でやってみたい、やりたいこととを選ぶときに子育てに時間をしっかりとることも当たり前の選択肢の一つになってほしいな。
地方で家賃、生活コストが安く待機児童ゼロだと、既にできるところもある。

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