2012/2/13 [クリティカルシンキング] Day3予習

今週は参加できない・・・。
課題をといてみた。どうだろう。。。。

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「適切な根拠で支える」演習


イシュー : 今後数年のうちに、団塊世代に対して、60年代アメリカンロックが社会的ブームを巻き起こすか。

立場: イシューに対して賛成 (今後数年のうちに、団塊世代に対して、60年代アメリカンロックが社会的ブームを巻き起こす。)

枠組み  :
    ①団塊世代の音楽に対する消費市場規模が、ブームを起こすのに十分である。  (市場規模の視点)
②60年代アメリカンロックに対するニーズが、団塊の世代にある(商品とすべきものの価値の視点、競合の視点)
③団塊の世代は、過去にも社会的ブームを起こしている。(一般論としての視点)

根拠:

①に対する根拠 = ・ 団塊世代の、音楽の教養娯楽商品に対する消費市場規模は、約10億円
        ・ 代替商品の市場はテレビ・パソコン等であるものの、上記の規模は確保できる。

 ①-1 団塊世代の人数は800万人、日本の人口の6%
・1947年から1949年までの世代を指し、3年間の出生数の合計は約806万人。男女比は約1:1
(平成21年(2009)人口動態統計(確定数)の概況 第2表-1 人口動態総覧の年次推移”. 厚生労働省)
①-2 教養娯楽商品に対する購買力がある
・世帯主が60歳以上の世帯のひと月あたりの生活費は28万円(単身者は27万円)
(平成20年家計の金融行動に関する世論調査)
・教養娯楽商品向け支出(一人当たり) 0.45万円
(総務省家計調査報告・消費者物価指数より大和総研作成)

②に対する根拠 =  ・ 音楽のうち、ロックに対する関心を持つ消費市場規模は、約6500万円。
           CD, DVD購入・レンタル・コンサート鑑賞のほか、楽器の購入による自分での演奏も含まれる。
         ・ 代替商品としてのポップスなどの他の音楽や、映画等のエンターテイメントはあるものの、上記の規模は確保できる

 ②-1 教養娯楽耐久財に占める楽器の比率 60-69歳で楽器は約3%程度,
・競合としての教育娯楽商品:テレビ、パソコン、カメラ、楽器
(2004年総務省消費者実態調査より大和総研作成)
 ②-2 エンターテイメントに関して、音楽を楽しむ人は、40%程度でもっとも多い。そのうち7割程度はCD, DVD購入・レンタル・コンサート鑑賞。
    月間投資額は約3500円
②-3 音楽を楽しむ人のうち、ロックを楽しんでいる人は男性5.3%、女性7.2%
(博報堂エルダービジネス研究室Hope report16 (2005年))

③に対する根拠 =  ・団塊の世代は、過去にも社会的ブームを起こしており、かつ2010年現在もブームの兆しが見えている。

  ③-1 過去の団塊世代のブームの実績
・小学校に入ると教室の建て増しブーム
・中高校時代は入試地獄ブーム
・社会進出後にはマイカーブーム
  ③-2 2010年現在のブームの兆し
・ 日本の団塊世代に「楽器ブーム」
音楽教室も盛況だ。 楽譜販売で有名な山野楽器は最近、団塊世代の客が増えたことで店舗を拡張した。
  ヤマハは韓国にも音楽教室を開設している。 東京のお茶の水・新宿に集まっている中古楽器店も活力を取り戻した。
レッスン講師も忙しくなっている。 週末にレッスンをする音楽教室も多い。 音楽教室で受講生がバンドを結成したり、
知人を招待してコンサートを開くことは、日本ではよくある風景だ。 初心者のための体験教室も随時開かれている。
こうした雰囲気のため、楽器を全く知らなかった引退者も楽器の演奏に挑戦している。
(中央日報日本語版 2010年02月24日)


以上

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