2015/2/19 森のようちえん ピッコロさん

先日、1日見学をさせていただいてきた。
保育の中での声かけのようすと、保育者さんとの対話を通して感じたことのまとめ。
(わたしなりの解釈なので、、、曲解もあるかもしれません。)
■ 保育の方針 と感じたこと■
 ★役割、問いかけ、日々の事件の解決を通して               
 ★しっかりとした、こどもたちの群れをつくり
 ★こどもたち同士の助け合い、学び合いができる場をつくり        
 ★自律した(自分で考え・意思を表現し・やりたいことを行動にできる)
   こどもと親を育てる保育
■ 保育内容 ■
 ★環境づくり、こども・保護者との対話の時間づくりが重要
 ★環境の作り方 : ①保育・行事は時間は長すぎない・多すぎない
               (大人の見守る余裕を作る)
              ②あそびは自分たちのやりたいこと、気持ちを
               見つけ育む場。
               だから遊具でなく森、小川、園庭が必要。
 ★保育の仕方  : ①声かけは5W1H、中でもなぜ、どうして?
               一方的な押し付け、YN質問は基本的にしない。
              ②事件をきちんと感じ取り、その場で叱る。
               (30人で、1日2~3回は起こる)
              ③子どもの発言・対話の時間をとり、見守る。
               (気持ちを表す・聞く習慣づけ)
              ④親と保育者との毎日対話の時間をとり、共に育つ。

なるほど!とおもった。
自律していくには、構造が大事。ひとりでなく、みんなで、というのはとても理に適っている。こどもたちがこれから生きていく社会もそうだもの。
実際誰かが話し始めたこと、誰かが始めた遊びを、群れなら、発展させることができる。
年齢ごと、ペアごとでの役割が生み出す考え方がある。
もちろんよくないこともある。流れに乗っちゃうだけとか、ね。
それをよく変換させるための声かけ、環境づくりをしていくのが保育者。
 
■ こどもたちと保育者の対話の実例 (わたしなりの解釈含む)■
3歳のAちゃんは、3歳のBちゃんに先生とつないでいた手をうばわれて、Bちゃんをぶってしまった。
AちゃんはBちゃんに謝って、表面的には解決したように見えたが、Aちゃんの顔は若干暗い。
そのとき、5歳のCちゃんは言った
『我慢は、していい我慢と、してはいけない我慢がある。Aちゃんは本当はどう感じているの?ちゃんとお話ししないといけないよ』
Aちゃんは、本当は先日Bちゃんに手を譲ったこと、こんどは私の番だと思っていたから譲らなかったことに腹が立ったことをお話ししてくれた。
それをきいたBちゃんは、そのことをきいて改めて、ごめんね、と謝ってくれた。
★ 5歳のCちゃんの声かけは、いつも保育者さんが言っていることに近い。親・保育者の考え方がこどもの集団に伝播されている。すごいなとおもった。むしろこういうことって、私自身も30年生きてきてやっと気づいたんですけど・・・。
■ 見学を振り返って ■
★ 同じように学んでいる先輩・仲間がいることを忘れない。これからも、頼る、学びあう。保育者も群れだ。今日も一緒に見学できた仲間はとても面白い考え方を持っていると思う。また、今日お話をきいた保育者の方はみんなすごいなあと思った。これから現場に出るときに思い出す。真似じゃなく、まなぶ。悩んだら聞く。つながりを大事に。
★ 保育の場の感じは、今まで見た園の中で最も理想的。
後ろに山がある南斜面で、古い家屋を改装した保育舎があり、裏に森、山がある。あとは前に畑があると最高。
■ おまけ ■
中央線からの景色。
山梨は、景色さいこう。登りたい…。住みたい…。

★ 森のようちえん ピッコロ さん ★
http://mori-piccolo.jp/

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